B 理論学習講座 (期間=9月〜11月)
          改訂(#6)=2008 11.26   初版=2008(H20).10. 1
暮らしと地域社会をめざす取り組みにおいて十分な成果をあげるためには
知識と経験の両方が結びつくことが必要です。
理論学習講座では、これまでの学習の総まとめとして
講義を通じて深く掘り下げ、これから私たちは健全な暮らしをささえるため
どのように地域社会とどう関わっていくべきなのかを考えていきます。

開設場所=立命館大学 びわこ・くさつキャンバス
土曜特設講義 このカレッジのために立命館大学に特設される講義

No 年月日 講 座 内 容 ひ と り ご と
2008.11.22
閉校式
  「修了証書」
    

【ゲノム情報と創薬】

   講師 立命館大学 薬学部
        
教授  鈴木 健二
 
当日欠席のため後日
 「修了証書」を受領する
        
 6月21日の開校式から5ヶ月間の講座が終了した。(出席率89%)
 @問題発見講座  5回(全出席)
 A実験・実習講座 6回(欠席1回)
 B理論学習講座  8回(欠席1回)
で修了証書をいただいた。
 修了証書を頂くことが目的ではないがライフワークの中に組み込んで“勉強”できることの楽しみ・喜びを感じ取ることができるのが嬉しい。
 出来たら来年も受講したいと思っている。
充実した我が余生を送らんがために社会の恩恵を受けられる幸せをありがたく思っている。
感謝!!。



欠席

2008.11.15 【がんの痛みをやわらげる薬】

 ・「がん」日本の現状
 ・「痛み」とは
 ・「がんのの痛み」と薬
 ・「オピオイド」による痛みの治療
 ・「オピオイド」が苦手の痛み
 ・「QOLとは」
     緩和ケアと緩和ケアチーム

   講師 立命館大学 薬学部
        
教授  一川 暢宏

 配布資料
  パワーポイントのハードコビー


  
 正直に言って今日の講義は私にとって一番の血となり肉になった内容であった。
 何故なら「がんと痛み」は身近な問題であるからだ。自覚症状はないもののわが身もがんとの闘いがすでに始まっているからだろう。
 当たり前の話だが、痛みは「からだの警戒信号」で生存に不可欠だという。痛みは脳で感じ、本人以外にはわからない他の人と共有できないものという。体内には痛みを伝える系だけでなく痛みを抑える系もあるそうだ。痛みの診断として
 ・患者さんの痛みの訴えを信じる
 ・痛みについて話し合いから始める
 ・痛みの強さを把握する
 ・痛みの経過を詳しく問診する
 ・心理状態を把握する
 ・理学的診察をていねいに行う
 ・検査を指示し自ら結果判定する
 ・薬以外の治療法も検討する
 ・鎮痛効果も検討する
痛みは共有できないだけに、「痛みの強さを評価する尺度」を作り説明されたがなかなか面白い。
 がんの痛みの特徴として
     (がんとの共生のために)

@痛みはどの病気でも発生する(初期でも3割)
A多くの痛みは持続性であり強い痛みが多い
B痛みのふる患者さんリの8割は2つ以上の痛み
Cがん末期では7割の方がいたみを訴える
D痛みの強さの感じ方は心の状態に左右される
Eほとんどの痛みがオピオイド(麻薬)に反応
Fオピオイドが苦手な痛みに有効な薬がある
Gがんの痛みの8、9割は除去可能
 「日常的ながんの痛みに」に使う薬
@アセトアミノフェン
2非ステロイド性消炎鎮痛薬
Bオピオイド鎮痛薬
があるそうだ
なお、麻薬を使ったら中毒になりそうだががんの痛みがあるときに使っても中毒にならないという。
なぜか?(ここをクリックして下さい
2008.11. 1 【生物共生と資源循環で
  より豊かな環境を創造する】

 *20世紀を振り返って、
     そして21世紀に向けて
 *大豆カスは役に立つ?
 *ブルーギルは厄介者?
 *日本の食糧は大丈夫?
 *ゴキブリは日本を救う?


  
 講師 立命館大学 生命科学部
        
教授  久保  幹

 配布資料
  パワーポイントのハードコビー


   
 今日の講義は、失礼かと思うが意外と面白い講義内容であった。
 2000年(平成12年)12月31日の新聞記事からの講義で始まった。数字とデータでみる20世紀の数値比較によると100年間で
        1900年  2000年11月
 人  口  4384万人 1億2699万人
 平均寿命 男 43.97歳  77.10歳
      女 44.85歳  83.99歳
 平均気温    13.6℃   17.0℃
 CO2濃度  300ppm    370ppm
という。わづか1世紀にすぎないのにこの変化の大きさに驚いてしまう。環境数値は少なくともこれ以上に増やす訳にはいかないことの認識を新たにする。
「環境を創造」する為には、資源を循環さすことが大前提になるという。
有機物→土壌微生物→無機物→光合成のサークルが正常であれば「循環」が出来ていることになる。通常、土壌1g中には10億個以上の微生物が存在するらしい。正常な「循環」のためには最低でも2億個以上の微生物が必要とのことだ。化学農薬・肥料が微生物を殺し土壌をやせさせた反省に立って有機物の効用を再認識することになった。確かに、借りたささやかな畑を耕して土壌の“痩せ”に思い当たる。堆肥作りに取り込んでいるがミミズの数が増えてくると喜んでいるがささやかでも土壌改良に繋げたい。
2008.10.25 【どうして炎症が起こるか
  どのように炎症を抑えるか】

 
  講師 立命館大学 生命科学部
        
教授  西澤 幹雄

 配布資料
   パワーポイントのハードコビー

   
 防御反応として“炎症”があることは素人にも理解できることだ。炎症の4特徴として発赤・熱感・膨張・疼痛があることは経験していることだ。
 痛みには神経と脳が必要なことも常識的に知っている。痛みを起こす物質は?となるとさっぱりわからないが知らなくても不自由なことはないな。
 ・ブラジキニン(炎症の痛み)
 ・ヒスタミン(皮膚の痒みと痛み)
 ・セロトニン(血栓症・心筋梗塞などの痛み/血小板
        からできる)
 ・カリウム(細胞内から放出)
痛みは主観的であり、他人の痛みを推察できても伝達(理解)できない。痛みには3種類で@生理的な痛みA炎症に伴う痛みB神経に原因がある痛みとなる。
 B項は、神経末端における遺伝子発現の変化が原因らしいがこのあたりからチンプンカンプンだ。
2008.10.18
【におい】

 〜その評価と制御〜



  
 講師 立命館大学 理工学部
       情報システム工学科
        
教授  樋口 能士

 配布資料
  パワーポイントのハードコビー


   
『におい』とは
  日常単語としての『におい』
  ・かおり、香気、くさいかおり、臭気 
  ・おもむき、気品
  ・あざやかに映えること、はなやかなこと、つや    つやしいこと
 科学的範疇としての『におい』
  ⇒ヒトやその他の生物が主に空気を介して受容し   感知する化学感覚
と映し出された言葉の説明から始まった。鼻腔のにおい受容器について説明された後、受容体から「におい」を感知したことを脳へ伝達されるそうだ。
 この仕組みは、「におい」を受容タンパク質で電気信号に変換した情報を脳に伝達するというがヒトの受容タンパク質は約1000種類あるらしい。
「におい」の感じ方を決定づける要因として「臭気強度」「快・不快度」「臭気質」がありこれらを「においの三要素」というそうだ。
 においの評価として  
@評価尺度の利用A収穫の規則性B臭覚閾値C閾希釈倍数と臭気濃度D臭気指数と臭気排出強度
で判断される
 においの発生原因として
@特定悪臭物質(22種)の発生要因A自然界の物質循環と臭気発生B溶剤臭気(VOC)の発生C室内空気汚染と臭気があると詳細説明を受けたがいづれもここでは省略したい
 いづれにせよ、においの発生原因を突き止め対策すべきとのことである。
2008.10.11 【接続可能な淡海地域の
      定量的デザイン】

 〜低炭素社会づくりを目指して〜



  
 講師 立命館大学 経済学部
        
教授  島田 幸司

 配布資料
  パワーポイントのハードコビー



   
 配布資料に目をやった他の受講生の理解度はどうだったろうか?と、瞬間的に思ってしまう。
 テーマ【接続可能淡海地域の定量的デザイン】を読んでも凡人にはさっぱり理解できない。サブタイトル【低炭素社会づくりを目指して】を読むとぼんやりと見えてくるものがあるがやたら難しい言葉が並んだテーマでありサブタイトルである。ただ、資料の中身をみると環境問題としてよく出てくる言葉で埋め尽くされていた。
 このまま放置したままだと2100年には世界平均で温度が4℃上昇するという。これを政治と科学の力とで最大2℃までに抑制したい、せねばならないという。この為には
大気中のGHG(Greenhouse gasses)濃度(温室効果)を475ppm以下にする必要があるという。聞き慣れているが温室効果を引き起こすガスは炭酸ガス以外にメタン、亜酸化窒素、フロンなどがあると説く。
 炭酸ガスは、生産活動があれば当然ながら発生する。身近なところでは車社会である。車は、今や必需品であるがちょっと気になることが指摘された。同一グレードなら性能がかなり改善されているがワンランク上位機種を選択することで結果的には炭酸ガスの低減にはつながっていないと言う。
 
炭酸ガス排出量を要因で分解してみると次式になり
分子・分母が相殺され炭酸ガスのみとなるというのだ
                活動量 エネルギー 炭酸ガス
炭酸ガス排出量=人口X------X----------X---------
                 人口   活動l量   エネルギー

 内容としては理解できるものの難しい講義であった。
2008.10. 4 【農業は環境にやさしいか】


  
 講師 立命館大学 経済学部
        
教授  松原 豊彦

 配布資料
  パワーポイントのハードコビー


   
 今日の講義のテーマ「農業は環境にやさしいか」をみたときは、現状の農業をみる限り瞬間的に“ノー”と答えてしまう。
 何故なら、稲作の水田での農作業を見ると「水のたれ流し」があるからだ。農薬や化学肥料が溶けた水が流水となって環境をあきらかに汚染しているはずだ、と考えてしまう。非農家の私は、どんな農薬・
肥料が使用されているかは知らないが無害であるとは考えがたいからだ。
 講義の中で、現代農業は、環境を脅かし重大な負荷を与える「加害者」であるらしい。となると私の心配は必ずしも的はずれではないようだ。
 農業に必要な「自然環境」とは、太陽エネルギー、水、土壌、微生物、小動物などと言う定義からすると「農業は自然環境に依存する産業」であることは理解できる。農業の「工業化」の功罪についても指
摘があったが化学肥料・農薬の削減と堆肥による土づくりへの推進など「有機農業と環境保全型農業」を推し進めるべきであろう。
 ニュースとなった事故米問題で自給率向上が話題にのぼるなど農業の方向性について議論されるかも知れない。安心される農産物を提供して欲しいものだ。

2008. 9.27 【琵琶湖の水環境保全のために】


  
 講師 立命館大学 理工学部
        
教授  中島 淳

 配布資料
  パワーポイントのハードコビー


   
今回から立命館大学(びわこ・くさつキャンバス)での講義となる。
 今日から大学生になった気分で、入門証を提示して正門を通過する。去年と違って講義会場が「エポック立命21」となる。
 初回の講義は、滋賀県民にふさわしい【琵琶湖の水環境保全のために】という内容だ。
 “理論学習”だから当然なのかも知れないが目標や水質指標の提示に対して現実・現状の姿の説明が欲しかった。
 効果が出てくるのはまだ先のことであろうが「現状・目標」に対して施策の効果が示されることを期待したいものだ。
 私ごとだが、琵琶湖の水質に興味を持っていることもあって、数年前から(財)琵琶湖・淀川水質保全機構のボランティアとして定期的に琵琶湖に注ぐ近くの川の水質を調査をデータを報告している。
 個々人に出来ることは何があるのかと考える。下水道が整備された今では下水に「流す水量」を減量することであろう、と米のとぎ汁を下水に流さずに畑に設置した「堆肥づくり枠」の中に流し込んでいる。いわば一石二鳥への挑戦中である。
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